『理論と実践から学ぶ 10年後に「読んでてよかった!」と思える子育ての本』を読みました。
読み終えて最初に思ったのは、「もう少し早く、この本を読んでおきたかったな」ということです。
今、わが家の子どもたちは小学生。
これまで子育てをしてきた中で、よかれと思ってしてきたこともたくさんあります。
でも、この本を読みながら振り返ってみると、「この声かけ、私もしていたな」「子どもが考える前に、私が先回りしていたかも」と、思い当たることがいくつもありました。
少し反省するところもありましたが、それ以上に、これから子どもたちとどう接していけばいいのかを考えるきっかけになった一冊です。
この本を手に取ったきっかけ
今回この本を読もうと思ったきっかけは、これから幼稚園で働くことになったからです。
子どもたちと接する仕事をするなら、「どんな考え方で子どもと向き合えばいいんだろう?」「声をかけるときに、どんなことを意識すればいいんだろう?」と、一度きちんと考えておきたいと思いました。
そこで手に取ったのが、『10年後に「読んでてよかった!」と思える子育ての本』です。
ただ、読み進めていくうちに、仕事のために読むというよりも、自分自身のこれまでの子育てを振り返る時間になっていきました。
本に出てくる「よくない声かけ」を私もしていた
本の中では、子どもへの声のかけ方について、具体的な例が紹介されています。
それを読んでいて、「これ、私もやっていたな……」と思うことが何度もありました。
特にわが家は兄妹なので、喧嘩になることもよくあります。
そんなとき私は、「もうやめなさい!」「いい加減にしなさい!」と、まず喧嘩を終わらせることを優先していました。
誰がどう感じていたのか。
どうして喧嘩になったのか。
本人たちはどうしたかったのか。
そこまでゆっくり聞く余裕がなく、とにかくその場を収めようとしていたことも多かったです。
もちろん、毎日の生活の中では時間に追われることもあります。
それでも、この本を読んで、子どもの気持ちを聞くこと自体が大切なんだと改めて感じました。
一番心に残ったのは「先取りママ」にならないこと
この本の中で、私が特に心に残ったのが「先取りママ」という考え方です。
子どもが考えたり行動したりする前に、親が先回りしてやってしまう。
この部分を読んだとき、「まさに私だ」と思いました。
朝の忙しい時間。
出かける前。
宿題や学校の準備。
子ども自身に考えさせれば時間がかかるので、「もう、こうしたらいいやん」「それ持っていけばいいよ」と、私が答えを出してしまうことがよくありました。
時には、自分でやったほうが早いからと、子どもがする前に私が済ませてしまうことも。
そのときは、「忙しいから仕方ない」くらいにしか思っていませんでした。
でも本を読んで、親が先回りすることで、子どもが自分で考える機会まで先に取ってしまっていたのかもしれないと思うようになりました。
「自分で考えられない」のは子どもだけの問題ではなかったのかも
今、子どもたちに何か質問をすると、すぐに答えが出てこないことがあります。
「どう思う?」「どうしたい?」と聞いても、なかなか言葉が出てこない。
そんな様子を見ると、これまでは、「もう少し自分で考えてほしいな」と思うこともありました。
でも、この本を読んで見方が少し変わりました。
もしかすると私は、子どもが考えて答えを出すまで待つことを、あまりしてこなかったのかもしれません。
もちろん、すべてが親の関わり方だけで決まるわけではありません。
子ども自身の性格もあります。
それでも、「考える前に答えを教える」ことを繰り返していたら、自分で考える経験は少なくなってしまうのかもしれない。
そう考えると、自分にも改善できるところがあると感じました。
これからは時間がかかっても子どもの言葉を待ちたい
この本を読んだからといって、明日から急に理想的な親になれるわけではありません。
忙しくなれば、「早くして!」と言いたくなることもあると思います。
それでも、これから意識したいのは、時間がかかっても、まず子どもの意見を聞くこと。
すぐに言葉が出てこなくても、「どう思った?」「じゃあ、どうしたらいいと思う?」と、根気強く話しかけていきたいと思っています。
親が答えを出すほうが早いこともあります。
でも、早くやってあげることが、必ずしも子どものためになるとは限らない。
これは今回、この本から大きく気づかされたことのひとつです。
幼稚園で働くときにも忘れたくないこと
この本を読んだ目的のひとつは、これから幼稚園で子どもたちと関わっていくためでもありました。
仕事で子どもと接するときは、「どうしてそうしたの?」「どうしたかったの?」と、できるだけ本人の気持ちを聞いてあげたいと思っています。
そして、自分の子どもに対しても同じように、丁寧に向き合えるようになりたいです。
他人の子どもには優しく話を聞けるのに、自分の子どもには余裕がなくなって強く言ってしまう。
そんなことがないように、仕事での子どもとの接し方と、自分の家庭での接し方の両方を意識していきたいと思いました。
感情的に怒って言うことを聞かせるのではなく、できるだけ言葉で伝える。
そして、子ども自身が考える時間を大切にする。
簡単なことではありませんが、少しずつ実践していきたいです。
小学生になった今読んでも遅くなかった
正直に言えば、「幼稚園くらいのときに読んでいたら、子どもへの接し方も変わっていたかもしれないな」と思います。
もっと早く知りたかった。
そう思ったのは本当です。
でも、子どもが小学生になった今だからこそ、自分のこれまでの子育てと照らし合わせながら読むことができたとも思います。
「あのとき、こうしていたな」「あの声かけは、違う言い方ができたかもしれないな」と具体的に振り返ることができました。
そして大切なのは、過去の子育てを後悔することではなく、気づいた今から、どう関わっていくか。
なのだと思います。
まとめ|子どもを待つことを大切にしたいと思えた本
『10年後に「読んでてよかった!」と思える子育ての本』を読んで、一番感じたのは、子どもが自分で考え、言葉にし、行動するまで待つことの大切さでした。
私自身、忙しさから先回りしてしまうことがたくさんありました。
喧嘩をすぐに止めたり、答えを先に教えたり、自分でやったほうが早いからと代わりにやってしまったり。
よかれと思ってしていたことでも、子ども自身が考える機会を減らしていたのかもしれません。
だからこれからは、時間がかかっても話を聞く。
すぐに答えを言わない。
子ども自身の言葉が出てくるまで待つ。
そんな関わり方を少しずつ増やしていきたいです。
そして、これから幼稚園で出会う子どもたちにも、一人ひとりの気持ちや考えを大切にしながら接していきたいと思います。
「もっと早く読みたかった」と思った一冊ですが、今読めたからこそ、これからを変えるきっかけになった本でもありました。














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