私は今サイトをチームとして運営しています。
クラウドワークスでライティングを学びたい方を採用し、スキルアップをはかりながらサイトのレベルを上げています。
その中でひろきんさんからおすすめ本として紹介されていた「もしドラ」こと「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」を読みました。
そこで学んだことをサイト運営に生かせるところはないか、本業でも活用できるところはないかを考えてまとめていきます。
目次、表示、非表示
マネージャーはマネジメントする
現状、欲求、価値を考える。
組織はどのような組織かを考える。顧客は誰なのかを考える。そしてその顧客からみた現実、欲求、価値を考えてみる。
サイトでの現状を考えてみますとそれぞれの項目について考えてみました。
顧客というのは公開したサイトを読んでいる人、チーム運営しているメンバー、記事の表示を左右しているGoogleなどの検索エンジンなどが考えられる。
その顧客たちの現実をそれぞれ考えてみる。
私が運営しているサイトは主婦向けですので、サイトを読んでいる人は主婦になります。もちろん他の方も含まれ、読んでいる人全てが顧客となる。
その方々の現実は必ず「何か悩みがある」ということ。こちらを解決するためにサイトにきている。
チーム運営しているメンバーは私と一緒にサイトに記事を作成してくれるメンバーのこと。
このチームメンバーはみんな共通していることとして「ライティングスキルを学びたい」という気持ちで私のチームに参加してくれている。
この方々の欲求はライティングスキルが欲しいということ。そして実際に執筆した記事が上位表示されたり、チームの方々から評価をいただくことが価値となる。
最後に顧客としてGoogleなどの検索エンジンを考えてみます。
Googleの欲求は検索エンジンに不要な情報を流さないこと、求めている方(検索している方)に正しい情報を届けられてることだと思います。
つまりGoogleにとっての価値は「情報」が価値となると考えています。
最終的に私がサイト運営で行うべきことは何かを考えた時に以下のことが重要であるとわかります。
- ターゲットが求めている情報を正しく伝えることが必要
- そのためにはGoogleへしっかりその「情報」を提供していることを発信しなければならない
- 正しく伝えるスキルを作成者であるチームメンバーへ正しく伝えることが大事
マネージャーは専門家の通訳になる
専門家は難しい言葉が多いので、抽象的な部分が多い。サイト運営でいうとマネージャーは添削者になる。専門家は私になる。
私は添削者へレベルの高い教育が必要である。
作成者は添削者からのフィードバックがあるけれど、私からも具体的な目線に変えてアドバイスをすることが必要。
そのために私が実践していることは、ミーティングを不定期に行っていること、添削者専用のグループチャットを作ることで質問しやすい環境を整えること。
その他にも添削者のモチベーションアップ&維持が必要なので何かできることは日々考えていかないといけない。
添削者から作成者への指導内容も間違っていないかきちんとチェックする必要があるので、しっかり軌道修正してあげる必要もある。
イノベーションに取り組むことと真摯さを考える
ある程度仕組みがでてきたので、私がいなくても大丈夫な状態になってきました。
この記事を書いている時はチーム全体で20人弱、添削者は5人。まあまあな大きさかなと思っています。
ひろきんさんは30人で1日3記事がベストとおっしゃっていましたが、日報サポートなども含めると20人くらいがちょうどいいのかなと今思っています。
ですが少しずつ30人規模のチーム運営に切り替えていきたいと思っているので、私が負担となっているところも含めて日々の作業をブラッシュアップしていこうと思います。
そこでイノベーションについて考えてみました
イノベーションと真摯さというのが私にとって抽象的だったので、意味を調べてみました。
イノベーションとは物事の新しい切り口、新しい捉え方、新しい取り組みなどがあげられるようです。
今回私はイノベーションとしてはワードプレスをあえてブロックエディタにしたサイトを立ち上げてテーマも特化にしたサイトをメンバーへ提供しました。
目的としてはクラシックエディタが今年中でサービスが終了してしまうこと、そしてブロックエディタが主流になるためチーム全体がブロックエディタに慣れておく必要があるからです。
両方とも使えるライターというだけでライティングスキルは十分高いのではないかと思います。
もちろんクラシックエディタが使いやすいのは承知しておりますが、このサイトも私はブロックエディタを活用しています。
私自身クラシックエディタしか使ってこなかったので今後のために私もブロックエディタを触るようになりました。
環境を整えることも大事ですので、しっかりチーム全体と私含めてスキルアップしていきたいと思います。
そして真摯さについても考えてみました
真摯さとはまじめでひたむきなさまを表しています。どれだけ真面目に真剣に取り組めるかが重要だということです。
ふざける、コミュニケーションを通して楽しむことは必要ですが、チームの雰囲気をカジュアル化させるのはよくないと私は考えます。
チーム全体の大きな目的としてはライティングスキルをあげて、ターゲットへ正しい情報を届けること。
この目的を達成するために20記事を課題として与えたり、タイトル、感情的価値などを指導しています。
この真摯さにどれくらい答えられるか、どれくらい取り組めるかが大事だと感じます。
この気持ちに答えられない人はなるべく採用しないよう、日々採用の目を養っていきます。
まとめ
- もしドラを通して見えてきたことは組織にとって顧客がだれかをまず考える。
- その顧客が求めていること、価値は何かを考える。
- 組織はどこか必ずやってくるタイミングでイノベーションが必要
- 組織はかならず真摯に取り組む姿勢が大事
今回の本では野球部を一つの組織としてとらえて説明していましたが、家族、本業である会社、学校などいろいろな分野で組織の考え方はできるということがわかりました。
そしてその組織に必要なものを考えることで価値が見えてくるので、そこを提供できるようにすることを忘れない。
私もチーム運営者として真摯に取り組んでいこうと改めて考えることができた本でした。
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